おなじみ『ダ・ヴィンチ・コード』の作者ダン・ブラウンが、『ダ・ヴィンチ・コード』の前の『天使と悪魔』よりさらに前の『デセプション・ポイント』のさらに前に書いた作品『パズル・パレス』が最近翻訳されてハードカバーで出たので購入。
一昨日から読み始めてまだ序盤だけど、なかなか興味深い話になってる。
序盤を簡単に解説すると、
オンラインバンキングにしてもヤフーにしても、ログインするときにパスワードを使ってセキュリティを確保している。そういったパスワードは、1~9とa~zの組み合わせを総当たりで解析していけば、かならずいつかは破られてしまう、ということは、コンピュータに詳しくなくても知っていることだと思う。つまり暗号化の安全性というのは、その破られるまでの時間で決まってきて、一般的なスペックのPCを使って総当たりで解析したら何百年・何千年もかかるようなものは比較的安全とされて、重要な情報を扱ういろいろな場面で利用されたりする。
この『パズル・パレス』では、現在の技術では到底解読できない(膨大な時間がかかる)とされている暗号化アルゴリズムも1時間もしないで解読してしまうという超スーパーコンピュータをNSA(アメリカ国家安全保障局)が隠し持っているという設定になっていて、そのコンピュータを通して、世界中のすべての情報がNSAに筒抜けになっている。
そして、そのやり方に不満を抱いていた元NSA職員、広島県出身同志社大学卒の「エンセイ・タンカド」という日本人が、理論だけはあった平文変移関数という絶対に解読不能な暗号化アルゴリズムを実現して、NSAを脅していたが…
という感じ。
日本人の名前として「エンセイ・タンカド」はどうかと思うけど、「同志社大学」とか「日本経済新聞」とかの単語が出てくる展開はなかなか面白い。まだ全然序盤だけど、これからが楽しみ。



コメントする